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2021年夏、ようやく本になりました。

連休中に念願だった今和次郎のお墓参りに行ってきた。

今和次郎氏は、関東大震災の後、日本人の風俗の変遷を観察して記録をとろうとした学者(早稲田大学建築学科の教授でもあった)で、いわゆる街頭観察研究の先駆者的存在。つまり、私が長年携わってきた活動(仕事)のルーツということになる。

今春、原点に帰って、街頭観察調査を研究対象としていこう、ということで、先人の墓前に立ち(というか座りましたが)、今氏がいったいどんな気持ちに駆られて研究を始めたのか、ということを少しでも感じられたらな、などという気持ちがふつふつと芽生え、では行ってみるか、とクルマで出かけていったのである。

場所が小平霊園であることは、今氏の約5,600冊の和洋の蔵書とスケッチ、研究ノ−ト、その他、保谷の先生宅の書斎の中身一式を所蔵する、工学院大学のHPから知った。今度はここに行かなくては。
http://www.lib.kogakuin.ac.jp/collection/kon/chronology.html

初めて訪れたが、小平霊園は緑がとても豊かで、それぞれの墓地もゆったりと穏やかで、時間の流れも価値観も違う、東京の郊外を感じた。ちなみに、今氏のお墓は、芝生に直接建てられているタイプで、墓石も横長でとてもモダンだった。

小平霊園↓
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index078.html

考現学入門 (ちくま文庫)

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新版大東京案内〈上〉 (ちくま学芸文庫)

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今和次郎―その考現学

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今和次郎集〈第8巻〉服装研究 (1972年)

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今和次郎集〈第7巻〉服装史 (1972年)

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