takanotebook

2021年夏、ようやく本になりました。

近頃、移動中に携帯から書き込みをしており、なぜか操作ミスで消してしまったので、再録。

長年若者とファッションを「定点観測」しているが、ヘアスタイルのトレンドは東京よりも関西のほうが早いから不思議だ。先日訪れた大阪で流行っていたアシンメトリーヘアも、半月ほど遅れて今月に入り、東京でも見かけるようになってきた。

面白いのは、その、サイドを短く刈り上げたりワックスなどでぴったりタイトにまとめてトップにボリュームをもたせたり、後ろをナナメにカットしたりという斬新なヘアスタイルは、80年代に流行ったテクノカットに似ていることである。

テクノカットといえばYMO。その名アルバムのひとつ、『SOLID STATE SUVIVER』(1979)の真っ赤な人民服を思い出す。その後、ギャルソンやワイズなどに代表されるDCブームの流行とともに、刈り上げヘアはファッション通のアイコンとなったのは今の30代後半以上の人にはリアルに記憶していることだろう。何を隠そう、この私もワンレンで後ろはワカメちゃんのように刈り上げてました(恥、、、)。

で、2007年6月にテクノカットをしていた子に、どうやってそのようなヘアスタイルをオーダーしたのかと聞くと、なんかの雑誌に掲載されていた中国人の街の人の写真を持っていったとのことだった(!)。

他にもレッグウォーマーやマドラスチェックなど、たいていのアイテムが13〜15年ほどでリバイバルしているのに比べると、テクノカットはなんと25年ぶり!