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2021年夏、ようやく本になりました。

少し前の話ですが、10月14日(日)23時にブックファースト渋谷店が閉店。

国内外の雑誌はもちろんのこと、専門書も豊富で、しかも毎日23時まで営業しているのでとても重宝していたのに残念! 理由はビルの建て替え。またまた外資の不動産ファンド会社らしく、表参道にできた「GYRE」ビルのように、コンセプトと外観・設計、テナントはすばらしいのに、統一した世界観のない、「ファッションテナントビル」になってしまうんだろうなあ、と思うと、こちらも残念。
「ファッションテナントビル」と「ファッションビル」が同義語だと思うのは初歩的な間違いです。前者はテナントビルにファッション関係(主に服や小物・雑貨)が多数出店している総合体をいい、後者は、ディベロッパーとテナントが共同ビジネス体となり、セグメンテーション化されたマーケットに対し、商品だけでなく、デザインや知性・教養性、文化性等の付加価値情報が加わったファッション環境をいいます。
まあ、「GYRE」に関しては、建築というか外観の設計は、オランダのMVRDV(エムブイアールディーブイ)と竹中工務店で、鑑賞するのには面白いけどね。マルタン・マルジェラも出店しているんだけどねー。
渋谷の書店事情に話を戻すと、おかげさまで、ロゴスとリブロの売上は上がっているそうです(笑)。
で、ブックファースト渋谷店の移転先ですが、その昔、旭屋書店があった地下鉄半蔵門線の駅と直結している渋谷第一勧銀共同ビル地下1階と地下2階の2フロアになります。以前(ブックファースト旭屋書店)を知っている人にとっては、狭くて行く価値はなさそうだな、と思ってしまいがちですが、いえいえ、なかなかのもの!
狭い店内にコンパクトに整理されていて、ちょうど恵比寿の成城石井のような感じ、って言ったら分かります?
「駅直(えきちょく)」はもちろん最大のメリットだが、日常使いとしては合格点。
いずれにしても、あらゆる業態に進んでます、「コンビニ化」が。