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2021年夏、ようやく本になりました。

NEW TOKYO CONTEMPORARIES/ニュートーキョーコンテンポラリーズ開催。

 床に無造作に置かれた絵画、壁になんの規則性もなく貼り付けられた原画。真っ白いタイルに囲まれた女子トイレに展示されたデッサンやオブジェなど。若手作家によるアート作品が、OLやビジネスマンで賑わう人気のスポット、東京・新丸の内ビルディング7Fのレストランフロア、「(marunouchi)HOUSE(マルノウチハウス)に展示される「ニュートーキョーコンテンポラリーズ」というイベントがスタート。そのレセプションが3月28日(金)に催されたので行ってきた。

 これは、2000年代以降にオープンした規模も小さいインディペンデント(独立)系のコンテンポラリー・ギャラリー7つが共同で企画したもので、面白いのは、展覧会とはいえ、テナントである飲食店が通常営業するなかに、アート作品が同居するというスタンスであること。

 つまり、たまたま職場の仲間と呑みに来たというおじさん集団や、OL2人組、デート中のカップル、はたまた合コンでは?と思われる男女の集団など、飲食目的の来店者が盛り上がるすぐ横に、アート作品が展示されていたりするのだが、それらが作品であることに気づく人はほとんどなく、店舗のディスプレイくらいにしか意識していない人が大半(というかまったく関心なし!?)。その作品と一般の人々が乖離した状態が、インスタレーションと化しているのが、今の時代っぽくて、とても興味深かった。現代アートって、そういうものなのなんだよね(笑)。

 あまりに無造作に置かれていた作品を見て元同僚のM橋氏、「持って帰っちゃおうかって思いましたよー」と言っていた。「ダメだよ、きっと防犯カメラで監視されてるよ」と言いながらも、女子トイレに展示されていたマヤ・ヒューイットのイラスト、ちょっと欲しかったな。


イベントの概要は以下のHPをどうぞ。『ACROSS』のBlog(3月26日付け)にも告知の文章寄せてます。
http://blog.parco-city.com/blog-across


「NEW TOKYO CONTEMPORARIES / ニュートーキョーコンテンポラリーズ
http://www.newtokyocontemporaries.com

期間:3月28日(金)ー4月6日(日)11:00-28:00(月-土)、-23:00(日)

開催場所:新丸の内ビルディング7階 (marunouchi) HOUSE  東京都千代田区丸の内1-5-1

主催:ニュートーキョーコンテンポラリーズ実行委員会
青山|目黒(http://www.aoyamahideki.com/
ARATANIURANO(http://www.arataniurano.com/
ZENSHI(http://www.zenshi.com/
Take Ninagawa(http://www.takefloor.com/
MISAKO & ROSEN(http://www.misakoandrosen.com/
無人島プロダクションhttp://www.mujin-to.com/
ユカ ササハラギャラリー

特別協力:三菱地所株式会社、株式会社中川ケミカル