takanotebook

2021年夏、ようやく本になりました。

7月30日、JR田端駅の上に、あのアトレがコンパクトになった「田端Atre Vie(アトレ・ヴィ)」という新業態がオープン。さっそく仕事半分、地元意識半分で行ってきた。

個人的に注目していたのは、「TSUTAYA(ツタヤ)」のブックストアとレンタルDVDショップと「スターバックス」、「成城石井」という<生活コンビニ>のテナント群。結婚した当初によく利用した恵比寿のアトレの2つはクリアしているぞ、とちょっと楽しみにしていた。

が、外観はすっかり定番となったガラス張りのファサードの3階建て(小さい!)。3階の飲食店も今ひとつ。今さら「カプリチョーザ」は行かないよ。しかし、2階の駅構内が見下ろせるTSUTAYA BOOKS(ツタヤブックス)内に設けられた「ガーデンテラス」というスペースは、購入前の本がソファに座って読むことができるという、なんともシブヤな空間となっている(ちょっといい!)。お、隣接するスタバでコーヒーを買って、読むこともできるなんて、家路に着く前のちょっとした幸せのひとときが満喫できるではないですか(かなり幸せ!)。

残念なのが、1階の「成城石井」が生鮮を扱っていないことと2階が22時までという点だ。3階のレンタルが0時までやるんだったら、2階もやってよ、1階もせめて23時まで営業しててもいいんじゃない? と思いましたが、冷静に考えると、勤務地が渋谷の私は、遠回り過ぎて行かないからいいや、なんてね。

こういうヘタに都心部に近いエリアってなかなか発展しないもの。実はいちばん難しいエリアなのです。まあ、天下のJRさんのことですから、乗降客数の膨大なデータを分析した結果のテナント構成や営業時間等かとは思いますが、実際に、どんな(ファッションや雰囲気の)人がどんな時間帯に、どんな感じ(ひとり?カップル? 何の目的?)で改札を通っているのかという視覚データは取得していないのでしょうね。渋谷駅の東急東横店内の「Foodshow(フードショー)」の紙袋を持った人も少なくなく、彼・彼女らは、地元のスーパーでは満足できない層なんだよね、と思うわけです。そういう深夜族は、お総菜だけでなく、ちょっとした野菜類も欲しいものです、健康のためにも、ね。

そういえば、新丸ビル成城石井も生鮮は扱っていないので、週末に(うっかり)新丸ビルに行ったときには、文京区民の成城石井ファン(私のこと)としては、後楽園の「ラ・クーア」に行かなければならないことになります。しかし、このSCが今どき珍しいほどぱっとしなくて、なんとなくどんよりした気分になります。せめて、ちゃんとした本屋と無印良品入れてよ、ラ・クーアさん!



田端アトレ ヴィのリリースはこちらをどうぞ↓
http://www.atre.co.jp/php-bin/press/img/20080625151635.pdf