takanotebook

2021年夏、ようやく本になりました。

お仕事満載でぎゅうぎゅうだった08年後半をなんとか乗り切り、年末年始に思いついたように夫と上海に行って来ました。

夫の元同僚の編集者とその夫(ユニークなスイス人)を訪ねたたった3泊4日の慌ただしい日程でしたが、それは、それはエキサイティング!
写真もボチボチ撮ったので、帰国後すぐにアップしようと思っていたのですが、なんと帰国した2日の晩から急に風邪っぴき。
飛行機の中でもらっちゃったのでしょうか。それとも上海の菌?

最初38.4度くらいの熱が出て、全身倦怠感に襲われ、3日は完全ダウン。珍しく食欲も落ち、市販のドリンク状の葛根湯を飲んでひたすら睡眠、zzz。翌4日は、37度前後に下がったので、毎年新年恒例のお墓参り(練馬)に。

上海行きの飛行機のなかで読んだ朝日新聞で知った「年越し派遣村」がものすごく気になっていたので、帰りにちょっと立ち寄ってみることにしました。体調が悪かったので、クルマからは降りなかったのですが、印象的だったのは、裏側(日比谷通りの反対側)の内堀通り(?)にある霞門周辺に、黒塗りのクルマが多数停車していたことでしょうか。

その日の夜は、実家(私の)に新年のご挨拶&お土産を渡し、スキヤキ!だったのですが、残念ながら食欲がなく、熱がふたたび上がっているような感覚が。マズい、マズい。これでは明日の初出勤に差し支えるぞ、ということで、早々に帰宅し、市販の薬を飲んで早めに就寝しました。

5日、初出勤。あー、なんて短いお休みだったのでしょう。「もう少し休みがほしいよねー」なんていう会話を同僚と交わしながら、確かに年末と何の変化もなし。年末年始なく働いたチームもいたからね。ご苦労様です。

さて、新年のご挨拶関係と、年賀状等の整理等で速やかに終わるのが仕事初めの恒例だと思うのですが、さっそくプランナーのY氏とブレスト・ミーティング。あれ、声がヘン。いつもよりは早めに帰ろうキャンペーンということで、夜8時ごろには帰宅するも、なーんだか微熱が引かない。いつもの風邪と何かが違うぞ、咳も出てきた。こんこん。

翌朝、ネットで調べた家から最も近くのクリニックに行ったのですが、入り口を入る瞬間感じました。あれ、流行ってない? 無口なドクターで、ほんの3分ほどで診察終了。薬を処方されたので、最も近い薬局を訪ねたら、目と鼻の先にある、商店街の目抜き通りにあるのに、存在感ゼロのT薬局を紹介され、身体も怠いのでまあいっかとその薬局に。

T薬局は、間口が広いガラス張りの店構え。店主らしきおじさんが、暇そーに外を見ているなか、自動ドアを破ってなかに。

「いらしゃいませ。あ、処方箋は奥です」。

これまた、申し訳ないけど“終わってる”感100%。半分はドラック系の化粧品ブランドのコーナーもあるのだが、いったい年間何人が購入しているのかしら、といった雰囲気。一応、マイ慣習になっている「エマールの詰め替え価格チェック」をしたら、268円って、NG。すべての正札が黄色時に赤で書かれているんだけど、どれひとつ安くない(たぶん)。地権者だから商売やっていられるんだろうなあ。マツキヨもイシイも、あとなんだっけ。チェーン系のドラッグストアも既にあるからねえ。

薬剤師さんは男性が2名。いや、1名+見習い? わかんないけど、こちらも久しぶりに処方する、という雰囲気でした。

なんだかトピックが変わって来てしまいました(苦笑)。

さて、翌日も微熱が下がらなくてヘンだなあ、ということで、年末の会社の健康診断時にチョイスした(今回から約30の診療所のなかから自分で好きなところを選び受診するシステムになったのです)根津のクリニックに行くことにしました。セカンドオピニオンです。

そのクリニックは、場所柄お年寄りも多く、いつも満員(健康診断の予約をする際も混んでいるようすだった)。そして、何よりもいいのは、看護婦さんがテキパキと働いていて親切なこと。それから、レントゲンと胃の検査、血液検査の結果をその日の診察でドクターから、「大きな問題はなし」と結果を開示してくれるという迅速な対応にもかなり好印象だったのでした。

さっそくレントゲンに血液検査。検尿。そしてほどなく名前を呼ばれたところ、「なんだか肺炎っぽいから、CT撮りましょう」。
「え?肺炎!?」

CTスキャン、初めてだったのですが(ドーナッツ状のなかに身体を通すものです)、最初の撮影の後、中の風景がギューンと時計回りに猛スピードで回転するさまが、なんがか宇宙船っぽくって面白い。あっという間に撮影終了。

ほどなくドクターの診断。「肺炎ですね」。
「肺炎ですか・・・。ところで、肺炎って何でしたっけ?」
「(笑)肺になんらかの菌が入って炎症をおこしている状態をいいます。体力ありそうですし年齢的にも入院はしなくて大丈夫ですよ」

(なんて短い文言で的確な説明!)

ということで、朝晩の抗生物質の点滴治療が始まったのでした。