takanotebook

2021年夏、ようやく本になりました。

統一地方選挙が終わった。

翌朝、渋谷区に住むうちの若者たちに「選挙だったね、行った?」と聞いたら、「あー、そうでしたねー。行きませんでした」とまるで関心なし、という回答だった。
でも、実は私もあまり関心がなかったというのが正直なところで、何人立候補しているのかを知ったのが、4、5日ほど前のことだから、若者を攻める立場にはない。

文京区の立候補者は45名。なんて多いんでしょう、と思ったら当選者は34名もいたから驚いた。最高得票を取得したのは3,702人で、最低は1,370人と案外少なくてびっくり。たまたま来社した、世田谷区に住む元同僚の編集者にその話をしたら、子どものPTAの役員だった人が立候補した際、PTAの他にもママさんバレーや習い事の関係者とその周辺を合計すると2,000人はいくわね、と思ったとこと。なるほど、区議会議員ってそんなに身近なものだったんだ。

ちなみに、投票率は51.05%、っていっても、この数値が23区内でも高いのか低いのかが分からないので、追って調べてみることに。。。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_senkyo_19toitsu_kugikucho_sokuho.html

また、今回、選挙告示の1ヵ月か2ヵ月程前に、たまたま参加していた「mixi」のコミュ繋がりから、「マイミク」に誘われた人が2人もいたのにも驚いた。うち、1名は現役大学院生で、前から面白い活動をしていたので応援していたが残念ながら落選。まあ、若いから次回に期待、かな。また、もう1名は、あまりに唐突な「マイミク」のリクエストで、いかにも選挙前活動的なにおいがプンプンしたので丁寧にお断りした。

それにしても、21世紀になっても、名前を連呼するだけの選挙カーでの活動は変わらないのはどうかと思う。マニフェスト、名称はすっかり有名になったが、結局この前の都知事選の時も1冊も目にすることがなかった。もちろん、ポスティングの類も一切なし。カラーじゃなくてもいいから、プロが撮影したポートレートの写真じゃなくてもいいから、「区政への想い」を文字にした読みものが見たかった。だったら、候補者のHPやblogを見ればいいじゃない、と言われそうだが。。。

HPやblogは「nakata.net」以来、宣伝ツールとしてかなり浸透しているのは周知の事実(映画とか音楽とか、新車が発表になったときとかね)。とはいえ、もともとHPやblogは、読み手がキーワード等を入力して情報に辿り着く「積極的なメディア」である。と考えると、政治に無関心で情報収集にも消極的な若者の心を惹き付ける「新しいメディア」の登場が、次の参院選の前までに期待されているかも?