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2021年夏、ようやく本になりました。

今号の『NEWSWEEK』の特集、「世界を変える社会起業家」じゃないが、このところ「社会起業家」という単語をよく目(&耳)にするようになった。

おそらくきっかけは、経済学者であるムハマド・ユヌス氏が昨年ノーベル平和賞を受賞したころからだろう。氏は、世界でも指折りの貧しい祖国、バングラディシュの人々に、少額の融資を行なう「グラミン銀行」の創始者である。

ここで重要なのは、単にお金や物資を寄付するのではなく、それぞれの人が、経済による自立&自律を促すことで、貧困を脱しようという「啓蒙教育」が持続的に行われるようシステム化したことだろう。どんなに小さなものであっても、自分でつくったもの(モノであったりシステムであったり、サービスであったりなど)が人々に受け入れられ、さらに、それがお金になって返ってくるということは、なんともいえない悦びである。

そんななか、なんと、あのムハマド・ユヌス氏が講演会のため立教大学に来訪されることが急遽決定したとのニュース。さっそく、研究科のニューズレター編集委員という職権を利用して、当日の撮影&取材(というか雑務)担当のひとりとして立ち会うことに(笑)。ラッキー(^_-)V